日本さいきん話。高村光雲(養蚕天女)NO2

 

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真贋は直ぐには分からないが、素晴らしい作品である。

お顔は1928年作の方のお顔に近い気がする。

羽織紐の玉の数が、世界一かわいい美術館所蔵品と同じく、宮内庁三の丸尚蔵館より多いのは、大正13年(1924)の皇太子(のちの昭和天皇)のご成婚の際に、貴族院より皇太子妃(のちの香淳皇后)に献上された品と違いを付けて、昭和初期に注文生産した品と考える。

人間は都合の良い解釈をしたがるものである。

この間、銀座の有名古物商に、「踊る寿老」とどちらが高いと聞いたら、直ぐに回答頂けたが、「魚籃観音立像」とはと再度問い合わせたら、

ご承知の通り美術品の評価には、
需要と供給のバランスが強く影響致しますが、
その他にもお作品の出来栄え、保存状態、高村光雲が書いた直筆の箱書きの有無、
作品の来歴など様々な事柄により、大きく評価が変化致します。
宮内庁と美術館に収まっている
「養蚕天女」と「木彫魚籃観世音」の価格や順位を
想像のみで比較することはあまりにも空想過ぎて
意味を持つかどうかが疑問で御座います。

上記の回答を頂いた。

察するに、同等の評価で甲乙付けがたいと、いいようにまた解釈する・・・

家内曰く

幾つ目の家宝なの?

自己評価額は下方修正はしたくないものである。

日本最近話 奈良美智 「Doggy Radio」

人生と言う道をトボトボ歩んで来ました。

昔からかもしれないが、人間がだいぶ小さい事にも気を使うようになった。

小さい頃は、デパートで亡き父母に、好きな物を買って貰うと家に帰る前に取り出して、長く原型を留めていたものを、思い出す事が出来ない様な小僧だったのに、今では、そろそろ十年立つと言うのに、中身は見たが使った事も、此れから使う予定もない。9年位前に泣いて財布の諭吉と別れ、高い物勝手と文句を言われた未使用のラジオが、9年の間にあれよあれよと価値が上がってきている。

Project DOGGY RADIO Sound System by Yoshitomo Nara | 絵画など美術品の販売と買取 | 東京・銀座 おいだ美術

よく、価格調査に使わして頂いているネット販売で・・・

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北原先生の教えで、箱を大切にする事を学習させて頂いてよかった。

最近、潮時を・・・

日本さいきんばなし。 ペルシャ絨毯 マスミ工房

このブログを読む人が居るかどうかは神のみぞ知る。

私は機械と英語は嫌いである。

趣味の一つにペルシャ絨毯を蒐集しているからでは無いが、機械織りは産地が何処でもペルシャ絨毯とは呼ばない、アメリカとの関係とも全く関係は無い。

人間がセコイのか絨毯は敷かずに、壁に飾っている派である。

最近、奇跡の様な価格でネットオークションで落札した大きなペルシャ絨毯を、試しに敷き、金持ち気分とは如何なものか?と数日敷いていて、パソコンで此の絨毯を調べていたら、某専門店の売れた商品の値段に驚いてコーヒーを溢してしまった。

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今は乾かして仕舞っているが、専門店に見積もり取ったら、50万円の回答に\(◎o◎)/!、本物の確証は貰えたが・・・

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懐ぐわいがよくないので、暫くはこのままで・・・

www.esfahan-carpet.co.jp

我が家のクム産 マスミ工房のキャレギ(ガーリィ)サイズの大型絨毯(198㎝x302cm)

2.76平米で5800万円(希望価格X0.5?)=?

5.99平米=?
そんなアホな事を肥やしに、日夜ボケ老人への道を・・・

 

老後2000万問題に悩む親父は、捕らぬ狸の皮算用でなんとか心を持ちこたえさせている。

火災保険でなんとかなるかな?

日本さいきんばなし 高邨光雲 踊る寿老(寿老舞)

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www.tv-tokyo.co.jp

この回は見逃してしまいましたが、凄い鑑定結果が出たそうですね。

高さ:22.3cmの小作品に\(◎o◎)/!

koyama287.livedoor.blog

趣味部屋の上で、鬼の腕ずもうを応援する「踊る寿老」

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高さ:約32cmと背面部に高邨光雲刀と違う所はありますが、世間の目を気にせずに今日も楽しく踊り続けております。

 

 

日本さいきんばなし 平櫛田中 鬼の腕ずもう

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昔、酉年から酉年までの12年の間に、自宅から約800km離れた地に流された。

現代は転勤と呼ぶそうだが、気分は新築5年住んだ家を離れての島流し気分でした。
お陰様で、西日本の多くの街に観光する事は出来ましたがね。

若き頃からの趣味の成果で、他人様に自宅を賃貸させる事もせずに、倉庫代わりにし12年、家内が私の留守中に、コッソリと長嶋茂雄像を持ち込んでと言い、今田さんに鑑定団でつ困れたのはこの様な事情があったのです。

家内がエレクトーン?ピアノ?を置こうと考えていたらしい場所にΣ(゚Д゚)

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怒られましたが、家内は人間が出来ている様で、今では北海道の義母を呼び三人でテレビを見ています。

話しが脱線しましたが、私が流刑地で住んでいた近所の駅前で、毎週土曜にアームレスリングが盛大に15年以上続けられているいるのかと

もう訪ねて行く事も無いと思いますが、駅前には「五浦釣人(いづらちょうじん)像」がその光景をながめているのかと、我が家の「鬼の腕ずもう」を眺めていると思う事があります。岡山生まれの田中が、養子に行った福山の名誉市民になり。

東京国立近代美術館蔵に福山名誉市民の 福原 麟太郎 氏が寄贈したことにも、勝手に縁を感じている今日この頃です。

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趣味部屋の机の上で、今日も勝負のつかぬ腕相撲を続けております。

高さ:約26cm 横:約52cm 奥行:約30cm

東京国立近代美術館蔵の品(高さ:13.5cm)より大きい作品?

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髪の彫りや首周りの飾り等に写真と比べると違いを感じますが、下の写真の文に希望の光を、かの一文字に感じます。

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東京国立近代美術館蔵か?

疑問があると言う事ですね。

作品は先ずは小さい試作を彫り、徐々に大きくして行くと聞いた事があります。

岡山の旧家から譲り受けた、「鬼の腕ずもう」に後光が差している様に見えるのは、私しだけだとは思いますがね。

髪の彫り方も、平櫛作の「狛犬」では使っている彫方があります。

真贋は、平櫛弘子氏に依頼するしかありません。

金銭的問題より、夢は醒めてほしく欲しくないと・・・

台座下方の木の枠まで同じところに、下心が・・・

日本さいきん話。高村光雲(養蚕天女)

さいきんと言ってもコロナではない。

日本最近話である。

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この顔にピンときたら、貴方は美術通とお見受けする。
若し、家の何処かに、この人の木彫りの置物が在ったなら。

断捨離推進委員会の謳い文句に、決して耳を貸す事無かれ。

リサイクルショップ・ネットオークション等のネットでの販売もお控えになる事をお勧めする。

然し、普通の人では素晴らしい作品と思ってもその価値を理解する事などは出来る筈もない。

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私も先程、本を取り寄せて調べようとして気付いたのですがね。

2019年3月5日(火)~4月29日(日)東京国立博物館(本館特別4・5室)にAM9:30~PM5:00までに行った人なら、上の写真の木彫り作品か、下の写真の木彫り作品を御覧になった方も多くお出ででしょう。

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上の写真と下の写真の作品の違いが分かった方は、決して美術品の断捨離をする事はしないと思いたい。

上の写真は1924年に、下の写真は1928年に作られた作品と言われております。
上が高さ48.7㎝で、下が高さ25㎝の作品だそうです。

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私の今の最大の関心事が、上の写真の作品(高さ:約50cm)が幾つ本人の手により作られたのか?工房作で作られたのか?弟子の作でも光雲刀の刻銘を許されて世に出たか?

世の多くの方には意味不明な、同でもいい話しなのですが。

私にとっては、人生の成功の道の確立が二分の一よりは確率が高い問題となってしまいました。

上の写真と同じモノは、富山県にある世界一かわいい美術館にある事を知りました。

多分、大彫刻家の顔と、一方で職人の顔を持ち、門弟たちの日々の生活を支えるために毎日注文仕事をこなす顔をもち、このどちらか一方のみが実像ではない相矛盾してみえる二面性をあわせもった存在、それが高村光雲と言う名を、今も尚、美術史にと名を残している所以なのかも知れません。
弟子たちの生活の為に出来た作品が、自分の作品と工房作品として、弟子と共につくり、弟子が作り上げる事も、後の世が判断すると許すところも含め、明治・大正・昭和を生き、明治・大正・昭和・平成・令和・・・・と世の人々の目を楽しませて行き、世の人の心をざわつかせて行く事でしょう。

弟子と言っても、超高名な方々ですからね。

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上の作品は、宮内庁三の丸尚蔵館の所蔵品です。


そして、私が調べた限りでは、富山県の世界一かわいい美術館水橋に、故浅井正己(明治製薬 元会長)の収集品として、世に展示公開している2体です。

然し、10月中旬に我が家にも高さ:約50cmの写真で見ると、浅井氏の作品に近い古い木彫り作品が届く運びとなったのです。

若い頃によく冗談で宮内省ご用達製品と訳の解らぬ事をほざいた事がありますが。

世界一かわいい美術館の作品と写真で見る限り近い、昭和3年位に作られたと推定する作が、もう一体見つける事が出来ました。
今後、調査を進めながら報告して行きます。

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※上の写真は世界一かわいい美術館の所蔵品

宮内庁三の丸尚蔵館の所蔵品との違う所を分かりますか?

多分、宮内庁三の丸尚蔵館の所蔵品は芸術家の光雲作、世界一かわいい美術館の所蔵品は職人高邨光雲作と勝手に判断しております。
お客様のご要望で、高邨光雲が自ら全て仕上げたと思いたく存じております。